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「Röt Raspberry 2025」缶商品発売のお知らせ

  • 2 日前
  • 読了時間: 6分

〜 醸造の副産物が地域をつなぐ素材へ。白老発・循環するビールのものがたり 〜 年に一度の木苺ビール、アートデザイン缶になって登場


 北海道白老町のクラフトビール醸造所「The Old Grey Brewery(オールドグレイブリュワリー、以下TOGB)」は、年に一度だけ醸造する人気のフルーツビール「Röt Raspberry(ロート・ラズベリー)」2025年仕込みの缶を、2026年3月7日(土)より先行発売します。

 今回の缶は、京都を拠点に活動するアーティスト・船越菫氏による作品「白老、光の風景 − 飛生の森の夏 −」(2024年)をデザインに採用したアートデザイン缶。1缶につき30円が、白老町の文化芸術・環境活動などの社会貢献活動に充てられます。

 さらにTOGBは、このビールの製造過程で生まれる木苺の残渣(ざんさ)を「地域の新しい食材」として捉え直し、地域の飲食事業者とともに新商品を開発する「TOGBラズベリープロジェクト」を始動。ビール醸造を起点とした、白老・胆振地域の循環型エコシステムづくりに取り組んでいます。



◯ Röt Raspberry(ロート・ラズベリー)とは

 Röt Raspberry は、十勝のオーガニック農家「ときいろベリーファーム」が育てるラズベリーを贅沢に使ったフルーツビールです。TOGBの醸造責任者・十河文英が「贅沢の極み」と表現するほどの量の木苺を使用し、ラズベリーの鮮やかな酸味と豊かな香り、TOGBならではのナチュラルカーボネーション(自然発泡)が生むやわらかな炭酸が特徴です。アルコール分3%と飲みやすく、ビールになじみのない方にも親しみやすい一本です。

 国内流通するラズベリーのうち国産品はわずか1%。その国産ラズベリーの約25%を生産するときいろベリーファームの果実を、TOGBはその約1割使用しています。柔らかい果肉を1つずつ丁寧に摘み取られるという希少なオーガニックラズベリー。その年によっての出来が変化するため、ファーム代表の鴇崎氏が複数種あるラズベリーを一番美味しいブレンドしたものを使用しています。



「Röt」という名前に込められた、醸造家の覚悟

 Röt はドイツ語で「赤」を意味します。この名は、F1ベルギーサーキット「スパ・フランコルシャン」の難所「Eau Rouge(オー・ルージュ)」──フランス語で「赤い水」──と同義。醸造責任者・十河がこの名に込めた思いを、こう語っています。

「オー・ルージュは先の見えない急勾配のコース。恐怖心に打ち勝ち、全力でアクセルを踏み切らなければ勝てない。醸造家にも同じ瞬間があります。酸味も糖度もその年によって変わる生の果実。一度に700〜800リットルを仕込む。美味しくできないかもしれない、廃棄することになるかもしれない。そんな恐怖心と向き合いながら、自分の技量を信じて年に一度だけ仕込む──それがフルーツビールです。」

その葛藤を一切感じさせない、美しい深紅の色と鮮やかな香り。醸造家の覚悟が一缶に宿っています。



◯ TOGBラズベリープロジェクト

─副産物から生まれる、地域循環のかたち


 Röt Raspberry の醸造過程では、ビールにたっぷり漬け込んだ木苺の残渣が生まれます。通常は廃棄されてしまうこの副産物ですが、豊かな香りと魅力を持つ素材でした。TOGBはこれを「新しい素材」として捉え直し、地域の飲食事業者とともに新商品を開発する「TOGBラズベリープロジェクト」を2026年より始動しました。

 本プロジェクトは、ビール醸造の副産物を「地域の新しい食材」として位置づけ、白老・胆振地域の飲食店とともに地域のつながりと魅力あるコンテンツをつくっていくことを目的としています。一過性のイベントではなく、次につながる関係性を育てることで、地域の中に新しい循環が生まれることを目指しています。

 第一弾の6店舗からスタートし、今後も木苺残渣を使用したプロジェクトを続けていきます。


第一弾:参画店舗と開発商品(2026年2月〜)

店舗名

ジャンル

コラボ商品

ブーランジェリー ニシオ

(白老町)

パン

木苺残渣酵母を使ったハード系パン「パン・ド・ロデブ」を販売中

ベーカリーショップ ななかまど(白老町)

パン

木苺残渣を練り込んだライ麦パン(クランベリー・くるみ入り)を販売中

オルセット・熊谷商店 (白老町)

ピザ

木苺残渣を練り込んだピザ生地を使用し販売中

ゆジェラート (白老町)

ジェラート

木苺残渣を使用したジェラートを開発。夏以降で商品化を検討

なな色のヒカリ (登別市)

ジェラート

木苺残渣を使ったチョコレートジェラートを販売中(アルコール分1%未満含む)

北海道クラフトビネガー (新ひだか町)

ビネガー

木苺残渣を発酵させたオリジナルフルーツビネガー(開発中)



「ラズベリーパーティ2026」開催レポート(2026年2月15日)

 2026年2月15日(日)、TOGBのtaproomにてプロジェクトのお披露目イベント「ラズベリーパーティ2026」を開催しました。コラボ商品の販売・試食、醸造責任者・十河による醸造所ツアー、そして原材料であるラズベリーの生産者「ときいろベリーファーム」の鴇崎伊吹氏によるトークを実施。事業者同士・生産者・お客様の新たなつながりが生まれる場となりました。

 トークでは、国産ラズベリーの流通量の希少性(国内流通の1%)や、その国産の約25%をときいろベリーファームが生産していること、さらにその約1割をTOGBが使用していることが共有され、「希少な素材をもっと有効活用したい」という思いがプロジェクト参加者の間で一層高まりました。



◯ アートデザイン缶について


 

缶のデザインには、京都を拠点に活動するアーティスト・船越菫氏の作品《白老、光の風景 − 飛生の森の夏 −》(2024年)を採用しました。

 船越菫氏は1996年大阪府生まれ。2022年京都市立芸術大学大学院修了。筆跡をなくす油彩表現により、焦点をずらしたような曖昧で多義的な対象を描くことで、光の存在感を画面に取り込みながら人の記憶と光の関係を探る作家です。TOKYO MIDTOWN AWARD 2020 アートコンペグランプリ、第76回現展 web優秀賞(2020年)などを受賞。国内外で精力的に活動しています。


 作品についての作家コメントは以下の通りです。

「ホップとフランボワーズから緑と赤を基調にした絵にしたいと思っていた中で、2023年9月に訪れた旧飛生小学校で森の緑と小学校の赤い屋根がすごく印象的で、そのときの夏の飛生の風景をモチーフにして描いてみました。森の中で上映されていた、子どもたちが歌っている赤い光の玉の映像も森の緑に映えてとても綺麗で、そんなイメージも重ねています。」(船越菫)


 TOGBはアートデザイン缶の売上の一部(1缶につき30円)を、白老町の文化芸術・環境活動などの社会貢献活動に充てる取り組みを続けています。ビールを通じて地域のアートや文化を支え、関わる人たちが豊かになるエコシステムを育てることがTOGBのビジョンです。


◯ 販売概要

商品名

Röt Raspberry 2025 缶 350ml

スタイル

Fruit Session Lager

アルコール分

3%

発売日

2026年3月7日(土)先行発売

価格

¥1,560(税込)

販売チャネル

taproom店頭 / オンラインショップ BASE(https://theoldgrey.thebase.in)

缶デザイン

船越菫「白老、光の風景 − 飛生の森の夏 −」(2024年)

原材料

麦芽(ドイツ製造)、十勝製造、木苺、ホップ、エント / カラギナン


 
 
 

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